使っているサービスから情報漏えいのお知らせが来たけど何をすればいい?
まず、そのお知らせが本物かを、メール内のリンクではなく公式アプリやブックマークから確かめます。
通知文の「漏えいした項目」にパスワードがあれば、同じパスワードの他サービスもまとめて変更します。
カード情報があれば、明細を確認したうえでカード会社の窓口に連絡します。
- お知らせを公式アプリかブックマークから開いて本物か確かめる
- 通知文の「漏えいした項目」を読む
- 同じパスワードを使う他サービスを洗い出して変更する
- 2段階認証やパスキーを設定する
- 身に覚えのないログインや請求が無いか見る
- 心当たりのない連絡に反応しない状態になれば一区切り
お知らせは「調査中です」が中心で、何をすればいいかは短くしか書かれていません。
※以下は2026年8月時点の公的機関と各社の公式資料にもとづきます。

そのお知らせ自体が本物かを先に確かめる
フィッシング対策協議会は2026年6月26日、国内の接続事業者から漏れた認証情報で送られたとみられるフィッシングメールを注意喚起し、VISAやAmazonをかたる件名を挙げています。同協議会のガイドラインにならい、「詳細はこちら」は押さず、いつものアプリかブックマークから同じお知らせを探すのが最初の一手です。
個人情報保護委員会は本人への通知に、事態の概要・漏えいした項目・原因などを分かりやすく含めるよう説明しています。ただし通知が難しければ代替措置も認められ、形式だけで本物と偽物は見分けられません。
何が漏れたかで、やることが変わる
- そのサービスのパスワードを変更
- 同じパスワードの他サービスも変更
- 2段階認証やパスキーを設定
- 明細に覚えのない請求が無いか見る
- カード会社の窓口に連絡して相談
- 便乗した詐欺メール・電話を警戒
- 迷惑メールの設定を見直す
メールアドレスだけでも、漏えいした情報は犯罪者の間で売買され消せないと先の注意喚起は書いています。
同じパスワードを使い回している所を洗い出す
使い回していると、漏れていないサービスまで開いてしまう。IPAはこれを「リスト型攻撃」と呼んでいます
IPAは2025年8月28日の注意喚起で、パスワードを「できるだけ長く」「複雑で」「使い回さない」ものにするよう勧めています。
Googleに保存した分はまとめて点検できます。
- パスワード チェックアップを開き、パスワードを確認を選びます。
- 不正使用・使い回しと出たものから順に変更します。
Chromeは右上の3点→パスワードと自動入力→Google パスワード マネージャー→チェックアップでも開けます(ヘルプ)。iPhone・iPadは設定→アプリ→パスワードの漏洩の危険があるパスワードを検出が同じ役割です(Apple)。
ここに出るのは端末やブラウザに保存したものだけです。紙のメモや記憶だけのものは自分で確かめます。
2段階認証やパスキーを設定する
フィッシング対策協議会が勧める多要素認証とパスキーは、Googleならセキュリティとログイン→Google にログインする方法→2 段階認証プロセスを有効にするで設定します(ヘルプ)。Apple Accountは設定→自分の名前→サインインとセキュリティ→2ファクタ認証です(Apple)。端末や電話番号が使えなくなるとログインできなくなるため、バックアップコードと復元用の連絡先を確かめます。
身に覚えのないログインや請求が無いか確かめる
同じセキュリティとログインのお使いのデバイス→すべてのデバイスを管理で、ログイン中と過去数週間の端末が並び、見覚えのないものはログアウトします(ヘルプ)。覚えのない請求は請求元の表示名を控えてカード会社へ連絡します。
詐欺メール・電話への備えと、相談できる窓口
同協議会は、迷惑メールフィルターが標準では無効なことが多いとして確認と有効化を勧めています。Gmailは右上の設定→すべての設定を表示→フィルタとブロック中のアドレス(ヘルプ)、携帯会社のアドレスは各社の設定ページです。
- IPA 情報セキュリティ安心相談窓口 03-5978-7509(平日10〜17時・年末年始を除く)。ウイルスや不正アクセスの技術的な相談(案内)。
- 個人情報保護法相談ダイヤル 03-6457-9849(平日9時30分〜17時30分・同上)。事業者の個人情報の扱いへの苦情や制度の質問(案内)。
- 消費者ホットライン 188 消費生活相談窓口を案内する全国共通の番号。相談は無料、通話料はつながった時点から自己負担(案内)。
それでも不安が残る時
お知らせの文面だけでは分からないことが残りますが、使い回しを断ち切っておけば、次に同じ知らせが来たときに確かめる場所が減ります。