エアコンの電気代を抑える使い方がわからない
先に効くのは「フィルターのほこりを取る」「風量を自動にする」「室外機の前をふさがない」の3つで、設定温度を下げるのは最後です。
短い外出は切らずにそのままにするよう、メーカー各社が条件つきで案内しています(2026年8月時点)。
- フィルターのほこりを落とす
- 風量を「自動」にする
- 室外機の前をふさがない
- 短い外出切らずにそのままにする
- 家にいる間設定温度を下げる前に風向を水平にする
- 似た暑さの日どうしで比べて減っていれば効いています
節電のコツは数が多く、「つけっぱなし」と「小まめに消す」で逆向きの話も並びます。請求額が分かるのは月に一度で、効いたか確かめにくいのも厄介です。ここではメーカーと公的機関が条件つきで公表している内容だけを並べます(2026年8月時点)。

1フィルターのほこりを落とす
- 運転を止めて、本体の前面パネルを開ける
- フィルターを外し、掃除機でほこりを吸う
- 汚れが残るなら水洗いし、乾かしてから戻す
ダイキンが約7畳の寝室で9時間冷房した検証では、掃除なしが2.62kWh、掃除ありが1.76kWhでした(2022年7月・約3年間掃除していないフィルター・2006年製機種・設定温度は当日の予想最高気温マイナス8℃)。目安は2週間に1度としています。
急ぐときは水洗いをやめ、乾いたまま掃除機で吸うだけにします。
出典: ダイキン(掃除の検証) / 同(節電情報)
2風量を「自動」にして、風向は水平に
弱いほうが得に思えますが、逆でした。ダイキンが約20畳のリビングで11時間冷房した比較では、風量「弱」3.85kWh/「自動」2.79kWh、風向「ななめ下」3.76kWh/「水平」2.77kWh(2023年夏)。ただし設定温度は日ごとに変わり(当日の予想最高気温マイナス8℃)、少なかった「自動」「水平」の日は27℃、多かった日は26℃。1℃分の差を含む比較で、風量や風向だけの差ではありません。
同社は節電情報で、風量は「自動」、風向は「上向きか水平」を勧めています。冷たい空気は下にたまるためです。手動で固定していれば戻します。
出典: ダイキン(冷房の節電術検証) / 同(節電情報)
3室外機の前をふさがない
室外機は部屋の熱を捨てる装置で、吹き出し口がふさがれると熱風を吸い直すとダイキンは説明しています。同社の検証では、台車や段ボールで通気を遮り掃除もしなかった日が3.61kWh、掃除して障害物をどけた日が1.76kWhでした(同じ寝室・9時間)。
「室外機に濡れタオルをかける」は、同社の別の検証では効果が確認できていません(あり3.87kWh / なし2.77kWh・11時間。なしの日は27℃、ありの日は26℃の設定)。
出典: ダイキン(掃除の検証) / 同(節電術の検証)
短い外出は、切らずにそのままでよい
- 運転したままにする
- メーカーは切らないほうを案内
- ふつうに切る
- 戻ったら風量は自動のまま冷やす
ダイキンは冷房について「短い時間の外出であればつけっぱなしにする」と案内しています。「30分程度ならつけっぱなしが節約」という実験結果は、同じページの暖房編のものです。パナソニックも、外気温や機種にもよるが30分程度ならつけっぱなしの方が節約になる「とも言われている」と紹介しています。何時間でも得ではないので、長い外出は切ります。
出典: ダイキン(電気代の節約) / パナソニック(安く使うコツ)
設定温度は最後に触る
パナソニックは、環境省の値として「夏の冷房時に設定温度を1℃高くすると約13%」を紹介しています。上げるほど暑くなるので、手順1〜3のあとに。
環境省はクールビズについて、28℃は開始当初の目安で、現在は室温の目安を呼びかけてはいないとしています(2026年8月時点)。暑いと感じたら冷房を使ってください。
出典: 環境省 デコ活(室温管理) / パナソニック(安く使うコツ)
それでも変わった気がしない時のチェックリスト
効いたかどうかは、月ごとの請求額ではなく似た暑さの日どうしで比べます。日別の使用量は電力会社の会員サイトで見られることがあり、無ければ似た気温の月どうしで比べます。