家族の物が自分の部屋に置かれていて片付けられない
自分の部屋にある家族の物は、要る要らないを選ばずに持ち主ごとに寄せ、返す段取りだけを進めます。
動かす前に返す先を空け、移したことと引き取りの月日を本人に伝えます。
期限が過ぎても処分へは進まず預かりに切り替え、手放すのは同意が取れた物だけにします。
- 自分が管理する範囲を決める
- 返す先の置き場所を先に空ける
- 話せる引き取りの月日をその場で決める
- 連絡がつかない移した場所を書き残し、ついたらすぐ伝える
- 期限が過ぎた物は預かり場所へ移す
- 同意が取れていない物を捨てたり売ったりしない
- 持ち主のいる物が全部、自分の部屋の外にある
夫が置いた書類の束、子どもが持ち帰った工作、入りきらなかった季節家電。自分の物をしまい終えても、触っていいか分からない物が残っていると床は空きません。
この記事は持ち主が同じ家にいる場合の段取りです。家を出た家族の荷物は子どもが独立したあとに残った荷物や部屋が片付けられないへ。
減らす対象ではなく返す対象なので、選ぶ手を止めて返す段取りに切り替えます
※回収業者についての記述は、国民生活センターが2022年11月2日に公表した資料に基づきます(2026年9月時点で確認)。

1自分の管理する範囲を決める
- 管理する範囲を「机の上・床・クローゼットの左半分」のように場所の名前で紙に書き、扉の内側に貼ります。
- その範囲にある家族の物を持ち主ごとに一か所へ寄せます。分けるだけで、要る要らないの選別はしません。
- 家具や楽器のように一人で動かせない大きい物はそのままにし、動かすかどうかも本人に決めてもらいます。
2返す先を、物を動かす前に空ける
- 共有スペースを見て、置ける一角を決める
- そこにある物をどかして空ける
- 空いてから、寄せた物をまとめて移す
空ける前に廊下や階段へ積むと、通り道をふさいで避難のときにも邪魔になります。共有スペースが取れないなら自室の入口側の一角でもかまいません。移すこと自体も一言伝えてからが基本で、連絡がつかない時は移した場所を紙に残し、ついた時点で伝えます。
伝えるのは、物と場所と月日だけ
片付けの必要性を説得しようとすると話が長引きやすく、物はその間動きません。送るのは次のような文です。
あなたの本と書類を、廊下の棚の下へ移しました。
◯月◯日までに引き取りをお願いします。
それまでに動かない分は、押し入れの上段で預かります。
月日は「今週末」「来月中」ではなく、月と日を数字で書きます。3行目のように期限後の行き先まで書いておき、そのつど催促しないで済む形にします。
3期限が過ぎた物は、処分ではなく預かりに移す
期限が過ぎても処分へは進みません。押し入れの上段や物置の一段を預かり場所と決めて移し、移した月日を一度だけ伝えます。押し入れが無ければふた付きの箱1つで代えられます。
手放すかどうかは持ち主に決めてもらいます。持ち主に断らずに処分できるかどうかまでは、ここでは決められません。断らずに捨てると、そのあとの話し合いのほうが長くかかります。同意が取れた物だけを手放す先へ回します(物が捨てられない・捨てたあとに後悔してしまう)。
同意が取れた物を、まとめて回収に出す前に
同意が取れたあとの話です。国民生活センターは、「定額パック」などの安い表示でも人件費や廃棄費用といった名目で追加料金が発生し、高額な請求になったという相談を公表しています。市区町村から一般廃棄物処理業の許可を受けていない業者は、一般廃棄物の処理が適正に行われているか市区町村で確認ができないとも示しています。頼む前に、住んでいる市区町村のホームページか、ごみの担当窓口で許可業者を探してください。区分や受付方法は市区町村で異なります。
出典: 国民生活センター
4家の中に置き先を作る
玄関やリビングの通り道に「あとで運ぶ物」の置き場を1つ作ると、行き先の決まっていない物が自分の部屋まで来にくくなります(片付けてもすぐ元に戻ってしまう(リバウンドする))。
それでも物が動かない時
自分の部屋が片付かない原因が自分の物でないなら、動かすのは物ではなく、持ち主との段取りのほうです。